前回の続きです
県境手前の讃岐財田駅で
下り高知行き特急南風5号が追い越し
この先の閉塞区間を抜けると進路開通で発車となります
車内では順次配膳された方々が冷製料理を召し上がっておられます
次のハイライト
坪尻駅停車に備えてぼちぼちいただくとしましょうか
料理はどれも丁寧に仕事された感があり
品のある間違いない味付
さすがは天下の神椿といったところです
県境の長い猪鼻(いのはな)トンネルを抜けて
さらにいくつかの短いトンネルの先が
徳島県に入って最初の駅に停車します
下り列車の場合は一旦引き上げ線に入り
バックして駅ホームに向かいます
駅前では鮮やかな桃色のハナモモが満開
その足元には黄色い菜の花が咲いていてコントラストが美しいです
13分の停車時間内に
上りの岡山行き特急南風10号が高速で脇を通過していくのも
下り便そらの郷紀行ならではの光景です
運行開始ごく初期には構内踏切を渡ることが出来たのですが
安全上の理由からいつしか禁止となり
注意喚起のため乗務員が踏切で待機するようになっています
確かに踏切には警報機が付いていないので
列車通過時には非常に危険ですよね
さらには散策に夢中になり乗り遅れるリスクも伴いますし
ここではこれが最善の策といえましょう
あっという間の13分が過ぎ発車です
席に戻るとテーブルの器には
埃よけの掛け紙が掛けられていました
ありがたい書がデザインされたもので
飲食途中で中座して下車する際の優しい心遣いでもあります
筆者はいつも持ち帰っています
駅を発車後
いくつかの短いトンネルを抜け進路が東向きになったところで
再び徐行運転です
ここも黒川駅付近と同じくらいで
散り掛かっているタイミングでしたが
十分目を楽しませてくれました
この辺りで車内では温製料理が運ばれてきます
箸蔵駅を通過後
坂を下りながら右にカーブして進路が南になったところで
ここも従来からのお馴染み徐行運転ポイントで絶景を堪能できます
春には新緑と吉野川 夏には濃い緑と吉野川、秋には紅葉と吉野川
といったようにそれぞれの季節の車窓の変化も見所です
橋を渡り切ると再び右カーブで今度は坂を上る格好で
10分ほど停まりドアも開きます
しばらく当列車では当駅で下車せず
のんびり車内で過ごしていたので
久しぶりにホームに降りてみました
運行開始当初から今年2023(令和5)年3月のダイヤ改正までは
当駅ではずっと5番ホームへの停車だったのが
どうやら改正後に隣の4番ホームへの停車に変わったようです
終点の大歩危駅まではあと一息
この先もまだまだ絶景区間が続きます
今回はここまでとします
次回へ続く・・・
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