ここからは旅の後半になります
目次
徳島線唯一のトンネル
その川田駅寄りでは川幅が急に狭まる箇所があり
通常の営業列車ではほんの数秒で通過してしまうところ
藍よしのがわトロッコではゆっくり徐行運転で楽しませてくれます
徳島行き「かちどきの風」便では
この先は田園風景の中を進んでいきます
受験シーズンの合格祈願のお守りとして
「5(ご)入学」と掛けられていて縁起物のお守りとされています
毎年お正月には出張販売のため当駅に係員が配置されます*2
駅舎てっぺんの明かり窓には合格を連想させる
桜があしらわれています
かつての行楽地
遠くにちらちらとお城が見えてくると阿波川島駅
その次の西麻植駅を過ぎると白亜の病院の建物が見えてきますが
ここにはかつて吉野川遊園地というレジャー施設がありました
筆者も子供時分から家族との行楽や学校の遠足で
幾度となく訪れていました
入口ゲートをくぐると目の前には鯉の泳ぐ湧水池があって
メイン広場へ渡る迷路状の橋が掛かっており*3
橋の上からちぎっては放り込んで
食べてもらっていたのも懐しい思い出です
トロッコ区間終盤
終点に近付くにつれ、行き違う列車の数も増えてきます
日常と非日常が行き交います
阿波池田駅を発車して約2時間
乗客は前方の伴車キハ185-20側へ移動し
トロッコ車両の席番と同じ座席に座ります
当駅では乗降扱いがありしばらく停車するので下りて撮影が楽しめます
ここからは最高速度90km/hの高速運転で
終点徳島駅を目指します
終点へ
まもなく2時間半の旅は終わります
考えてみればこの2時間半のうち
大半の2時間もトロッコ車両で過ごせるのって
大したコストパフォーマンスだと思うのですがいかがでしょう?
日本国内のトロッコ列車発祥とされ
こんなに長くは居させてもらえません*4
最後に
今季の運転は6月いっぱいで終わり、来期は8月19日から再開です
是非予約制のお弁当も試しながらいかがでしょう
(了)