とてもいい気分♪で鯛めしのお店を出て
再び渡し船にお世話になります
12時32分発横河原行きに乗車
車両は往路の大手町駅でも見かけた
伊予鉄生え抜き車両である610系第2編成に
13分ほどコトコト揺られて古町(こまち)駅まで
市内路面電車の古町電停併設で
郊外電車・市内電車双方の車両基地もある
鉄ちゃん的には楽しい駅です
先日11月14日には
フル新造としては実に1958年以来67年ぶり*1に
現在運用中の旧車両置き換えのために
新車両7000系導入が発表され
2025年から27年にかけて順次走り始めるということで
この基地の景色も変わっていくことになります
さて引き続いて
当駅電停で市内電車環状内回りの2系統に
すぐの接続で乗り換えてJR松山駅前電停まで
今ではすっかりレア車扱いの
伊予鉄生え抜き最古参級のモハ50形54号車です
発車後すぐに郊外電車の軌道を斜めに平面クロスしていきます
この54号車
1953年にモハ50形第二次車として製造され
今年2023年現在で車齢70年という
いつ置き換えられても不思議ではない車両ですが
昨年2022年12月より
愛媛県産のブランド木材をPRする
媛ひのき媛すぎ電車
として車内外に装飾が施され
まだまだ若造には負けんぞと言わんばかりに
ベテランのオーラを放ちながら元気に運行中です
車内に吊り下げられているビラ
木の切り口の並び方がこいのぼりの鱗に見えませんか?笑
この車両以外のご当地電車も伊予鉄の公式ブログで
詳しく紹介されていますので貼っておきます
5分ほどでJR松山駅前電停に到着
来年2024年秋にはJR松山駅が高架化される予定なので
この光景もあと1年ほどで見納めになります
さて、あとは帰るだけなんですが
入場前に駅併設キヨスクの土産物専門店に寄って
自分用のお土産を購入
何年か前に初めて当店で見付けて買って以来の
お気に入りになっていて
1月の愛媛旅でも松山駅に程近いショッピングセンター内の
地元大手スーパーでもここにない種類のを買った
隠れた愛媛名物(と勝手に思っている)やすまるだし
自宅最寄のスーパーでは手に入らない二種をゲット
だしパックが10包入ったお手軽サイズのもので
かさばりにくく手が伸びやすいです
塩味がやや強めなのでほかに味付けをしなくても
だし汁だけで十分に美味しいです
お味噌汁だと味噌の量は少なめにしたほうが無難です
とにかく自分史上最高のおだしだと思っています
ネット注文でもお取り寄せ可能なのでお試しにいかがでしょう
完璧に旅の目的を達成して意気揚々に松山駅1番ホームに入場し
そして13時26分発の特急しおかぜ・いしづち20号に乗る
・・・はずだったんですが
この期に及んでアクシデント発生!?
伊予亀岡駅で列車直前横断した人とのトラブル発生で
松山~今治間で運転見合わせ中とのアナウンス
あらら帰れない・・・
まさかトラブル当該列車は乗る予定の特急編成?
と、不安がよぎりましたが列車位置情報によると
どうやら松山を12時01分に発車した
伊予西条行き各駅停車のようで
折り返し特急しおかぜ・いしづち20号となる
下りの特急しおかぜ・いしづち7号は
辛うじてトラブル発生直前に現場の駅を通過していたので
松山駅には無事に到着しました
乗客降車後に清掃発車準備が行われ
折り返し20号の表示も出されていたんですが
発車時刻を過ぎてもドアは閉じられたままで乗車案内もありません
さらには運休区間外の高松方から
今治手前の直近で松山を目指して下っていた9号が
今治で運転を打ち切って
20号として折り返す措置が取られたため
松山に着いた8600系の編成は駅の操車の都合で
一旦回送で車庫に引き上げられていきました
アナウンスでは払い戻しや乗車変更の案内が流れ
ホーム上のお客さんが
見る見るうちに引いていき閑散となりました
駅係員さんによればトラブルの程度からして
最短でも1時間は運転再開は無理だろうとのことで
高速バスに振り替えることも考えましたが
直近でも2時間先までバス便はありません
その間に運転が再開されたら・・・と思うと踏み出せず
とりあえず運転再開後すぐに乗車できるよう
改札を出ずホームのベンチでそのまま待つことにしました
9号に乗車して松山まで向かうはずだったのに
今治で強制的に降ろされてしまった
乗客の皆さんのことを思えば
いろいろ潰しが効く場所に居るという点で
まだ恵まれている状況なのかなと
また、乗客の不便を最小限に食い止めるため
まるで巨大なパズルを組み直すかのような
ダイヤ車両運用の影響を最小限に留めるため
平常時以上に異常時の際の対応は
運転指令ほか運行業務に携わる全ての係員さんにとっても
本当に大変なご苦労だと思いますね
この日は見掛けませんでしたが
よほど日常でイライラした日々を送っているのか
こういったご苦労があることに理解が及ばず
時折駅係員さんらに罵声を浴びせて
食って掛かるような人も居ますが
なるようにしかならない事態に
いちいち腹を立てたって結局労力の無駄ですもんね
こういう時はのんびり構えましょ!
ということで一緒に同じ乗車待機列に
並んでいらっしゃって影響を受け
同じくそばで待っておられた女性客の方と
のんびりお話などしているうちに
運転再開の目処が付いたのか
本来なら9号の松山到着時刻である14時13分頃
車庫に引き上げていた編成が戻ってきました
駅事務室がゴタゴタしていて手が回っていないのか
運転再開についての案内放送は聴かれませんでしたが
しばらく待って不意にドアが開いたので乗り込みます
どうやら1本あとの14時23分発
特急しおかぜ・いしづち22号として運転再開されるようです
よかった、帰れる!
長くなったので続きは次回へ・・・
*1:610系は車体のみの新製で他の台車や機器類は旧車からの転用品でまかなっているためフル新造ではない