松山市の中心部、大街道から
歴史ある渡し船に揺られて小一時間ほどかけて
目的地の中予松山式鯛めしの専門店
鯛メシ専門 鯛や に到着
何年か前にGoogleマップでこの界隈を探っていた際に
たまたま見付けて
ずっと来てみたいと思っていたお店なんですが
ようやく来店できる目処が立ち
2ヶ月も前から予約を入れていました
予約は下記お店のサイト
や電話で取れます
11時30分
開店時刻になりお店の人が暖簾を上げて
準備が整ったところで入店
店舗として利用されていてとても風格があります
席は広間や個室風の座敷席、ほかに椅子席が用意されていて
「今日は空いているからお好きなところへどうぞ」との案内を受け
広間奥側のお庭が見える席にしました
古民家らしく屋内は
涼やかな自然の風が通り抜けていてとても快適です
内装もタイムスリップしたかのような気分になります
古風な長唄?っぽいBGMが
五月蝿くなく心地よい音量で流れていて
店の雰囲気に合わせていて粋な演出だなぁと思っていたら
レトロデザインのオーディオ機器から
単にNHK-FMラジオのお昼前の邦楽番組が
流れていただけでした笑
(直後に松山ローカルニュースと天気予報が)
にしてもタイミング良過ぎでしょう
日向ではちょっと暑いくらいだったので
ポットに冷たいお茶が用意されていたのは
気が利いているなと思いました
この店の店内飲食メニューは飲み物やデザート以外には
メインの鯛めしに、鯛のあら汁、お造り*1
じゃこ天と地元で取れたひじきの煮物にもう一品*2の小鉢類
デザートの水菓子(季節の果物)が付いた 鯛メシ膳 のみ
なんて潔いんでしょう
それだけ自信を持って鯛めしを提供できるという証拠なのでしょう
意気込みが感じ取れます
着席後、手入れが行き届いた素敵なお庭などを眺めているうち
程なくしてお膳が運ばれてきて食べ方などの説明を受けて
それではいよいよいただきます!
まずは主役の鯛めし
比べたら失礼かもしれないけれど
ホテルの朝食で食べたのよりも鯛の身の存在感が大きくて
THE鯛めし!って印象でした
薄めの味付だけどしっかり鯛の旨味が感じられ
いくらでもお腹に入っていきそうです
続いてあら汁
味付は必要最低限な感じで、だし感が強く前面に出ていて
身もホロホロでやさしい味わいです
この日のお造りは鯛のほかマグロもありました
どちらももちろん新鮮で特に鯛は
こりこりプリプリしていて間違いありません
器が可愛いです
ほかの小鉢類も主役を引き立てる名バイプレイヤーばかり
総じてお膳のそれぞれの一品一品の味や食感が
喧嘩することなく引き立てあっている感じです
鯛めしの量は見た目よりボリュームがあり
途中もろみや梅肉で味変しつつ
少し残してお膳に載っているわさびと
座敷席のお茶のポットの脇に置かれている
あられや刻み海苔をトッピング
そしてお膳と一緒に運ばれてあった鯛だしを掛けて〆ます
この日の果物は愛媛らしく
そろそろ旬を迎える温州みかんです
やさしい自然な甘味と爽やかな酸味がいい口直しになりました
完食直後はちょうどいいお腹の満たされ具合だなと思っていたら
時間とともに次第にずっしり溜まってきました
クチコミによれば
もし食べ切れなくてもお店の人に申し出れば
残った分は持ち帰りが出来るらしい?ので
少食の方も安心して来店できるかと思います
筆者と同時刻に入店した男性一人客の人も
食べ切れなくて残されたようで
お店の人に本当に申し訳なさそうに
何度もお詫びしながら退店されていました
平日ということもあってか
筆者らが退店するまで新たな来店者はなく
電話で当日の予約が入ってきたくらいです
帰りがけにお店の人と少し話していたんですが
やはり前日の日曜日は混雑していて
てんてこ舞いの忙しさだったそうです
空席があれば飛込みでも大丈夫そうですが
行きたい日時に確実に席を確保するには
事前に予約された方がいいでしょうね
味も雰囲気もお店の人の接客対応もどれも気に入ったので
また機会を作って行ってみたいです
今度はテイクアウトも買ってみようかなと
Googleマップのお店のクチコミにも投稿しているので
合わせてお読みいただけたら嬉しいです
さてお腹も心も満たされ大満足であとは帰るだけ
再び渡し船の乗り場へ来た道を戻り
JR松山駅へ向かいます
このときはまだとても平和な気分でした
1時間後に振りかかる出来事など予測できるわけもなく・・・
いったい何が起こったのか?
・・・ということで続きは次回へ