園内の池を30分かけて周遊する和船
出発点からカラフルなライトアップに彩られ
気分を盛り上げてくれます
和船は船頭さんの手漕ぎにより操舵されるので
スクリューが付いておらず
エンジン音により風情が損なわれることがありません
ただ運賃収受を伴う営業運航であるためか
無機質な役所関連の
船体登録番号や検査済証が内側に貼付されていたりしますが
ここは見なかったことにしましょう(笑)
幻想的なアプローチ部分を通り
周遊ルート(南湖)への出入口に掛かる
頭上注意の低い橋は迎春橋
船頭さんによればこれまで現場通過時に
乗客が頭をぶつけるような事故は起きていないとのことですが
念のため姿勢を低くします(船頭さんももちろんしゃがんでいます)
橋をくぐると左に見えてくるのはさっき渡った偃月橋
橋のすぐ近くまで船を進めてくれます
船から見るとまた趣が違っていいですね
ハートに剪定された植え込みもより近くに
そしてライトアップ中のハイライト
紅葉している木々が見えてきました
ちょうど見頃を迎えていてそれが湖面に反射して美しさ倍増
言葉を忘れます
名物の根上がり五葉松の傍らに建つちょっと高級な茶室掬月亭から
こちらにカメラを向けている光景も見られ
写真の撮り合いになってました
根上がり五葉松を筆頭に松の木でも名高い栗林公園なので
こちらもしっかりとライトアップされています
船頭さんの案内を時折交えながら主要鑑賞ポイントを巡り
再びルート出入口近くの偃月橋付近へ
後続便の船とすれ違います
周遊を終え名残惜しみつつ再び迎春橋をくぐり
幻想的なアプローチを抜け発着場へ帰還
船が完全に接岸固定されると
船頭さんらスタッフの皆さんにお礼の挨拶をして下船
笠とライフジャケットを返してその場をあとにします
来た時と打って変わり乗り場は乗船を待つ人たちで
とても賑やかになっていました
そろそろ夕飯の時刻
園内には何軒か食事のできる茶店やカフェがありますが
メインゲートの東門に程近くで
和船発着場からの帰り道途上にある花園亭へ入店
ここは庭園の見える離れでいただく朝粥が名物らしいですが
今回は讃岐名物のうどん!
・・・ではなくあんこ餅が入った雑煮
あんもち雑煮と和食のほっこり膳セットをいただきます
この“あんもち雑煮”は好みが分かれるものですが
筆者は好きです
あんこの甘さと白味噌の甘じょっぱさの
味のコントラストというかそこがなかなかクセになってます
そういえばもうじきこれが本格的に食べられる時期ですよね
年末のローカルニュースで
「あんもち雑煮用のあんこ餅の製造が
最盛期を迎えています」などと伝えられたり
市内の飲食店などでも
毎年正月時分に季節メニューで登場したり
スーパーの惣菜コーナーに
レンジで温めるタイプのものが並んだりするくらいの
地元民に愛されるローカル雑煮です
讃岐香川はうどんだけじゃないんですよ!
腹ごしらえをして
帰りのバスの時間まではまだ余裕があるので
(ただし体力的にはあんまり余裕がなかったりでしたが(苦笑))
再び飛来峰へプチ登山し
ライトアップされた光景をカメラに収めます
やはりこれを目当てに訪れているんですから
観ておかないと後悔します
疲れた体に鞭打ちながらそろそろ退散です
園内通路の綺麗な色とりどりの
和傘のライトアップ展示に癒されながら出口へ
園外の敷地内にある香川県のアンテナショップかがわ物産館 栗林庵で
親類へのお土産を購入してバス停留所へ
19時32分の定刻より数分遅れでやってきたのは
3列シートの四国高速バス
往路同様全く混雑はなくゆったりと車内で寛ぎます
こちらはUSBコンセントが装備されていました
外がかなり寒かったので暖かい車内ではさっそく眠気に襲われ
幅広ゆったりシートに身を委ねてうつらうつらZzz・・・
気が付けばもうとっくに県境を越えてしまっていて
鳴門あたりまで戻っていました
復路も事故やトラブル、渋滞などなく
遅れも回復されて定刻20時53分に徳島駅前に到着
午後出発の弾丸日帰り旅でしたが
寒かったものの雨に降られることもなく
無事に目的を消化できたことに感謝です(-人ー)
最後に
まだ年末ですが早くも来春のライトアップ期間について
公式発表されたようなので貼っておきます
次回で21回目となり
2024(令和6)年3月29日(金)~4月7日(日)
の10日間実施されるそうです
ということは今回がちょうど20回目の節目だったんですね
(今更知ったのである(汗))
今回もお読みいただきありがとうございます
余談ですが帰りの徳島駅の留置線に
当初予定の一年はこの日の時点で1週間過ぎているんですが
今後もしばらく継続されるんでしょうか?
(了)