桜はまだかいな?JR四国【志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり・さくらの抄】でめぐる春の西土佐路 〔3〕

番組情報やら突然の大きな地震のことやらで

度々中断して申し訳ありませんでしたが

旅の続きです

fumimaron707.hatenablog.com

 

盛大な歓迎と手厚いおもてなしのあった

須崎駅をあとにした夜明けのものがたり

次の停車駅は佐川駅です

この駅の待合所で食後のコーヒーが配られるので

料理のお品書き下部の引換チケットを切り取ってから

列車を降ります

コーヒーのほか温かいお茶も選べます

これについては

窪川駅乗車直後の車内改札時に

アテンダントさんから希望を尋ねられ

降車直前の変更はできないので

ご注意ください

ここで配られるコーヒーやお茶は

地元佐川町にある酒造メーカーが造っている

高知の有名地酒司牡丹(つかさぼたん)の仕込水で

淹れられています

 

そして当駅は昨年度上半期のNHK朝ドラ

「らんまん」のモデルとなった

日本の植物学の父・牧野富太郎博士の出身地

佐川町の中心駅ということで

駅名標をはじめ郵便ポストは

それにちなんだ特別デザインになっていました

郵便ポストにのっかっている大きな植物模型は

牧野博士が特に好まれていたという

バイカオウレン』と思われます

開通100周年記念の看板や装飾は
須崎駅~日下駅間各駅に設けられている

この沿線界隈中心に
列車の歓迎見送りに頻繁に出没する
馬風貌の有名な白ギツネさん

車内に戻ると沿線のスイーツ店提供の

仁淀川*1をイメージする

仁淀ブルーゼリーが配膳されています

実はこれ

夜明けのものがたり開花の抄に乗って

初めて口にして以来のお気に入りで

この日も楽しみにしていました

季節によって川面に浮かべられるものや

河床の色表現が変わり

春の川面には桜の花の塩漬け

河床には華やかな桃色があしらわれます

ここにも春見ぃつけた!

ちゃんと河床も表現されている

このスイーツ提供店については

↓↓下記リンクをご参照ください

屋根の上のガチョウ – 現代企業社

 

実はこの佐川駅周辺が

夜明けのものがたり沿線で一番の

桜ビューポイントになるんですが・・・

残念ながらこの当日時点ではまだ開花前でした

例年なら早めの見頃を迎えるのを見込んで

この日を選び乗りに来ましたが

こればかりは自然あるあるのことなので

致し方ありません

佐川駅近くの桜並木
さくら祭りのぼんぼりが
揺れているだけだった

咲いていたらどんなに美しいことだろう・・・
座席に配られている
沿線ガイドマップには
桜並木のイラストが描かれている
佐川駅

佐川駅発車後に車掌さんから

乗車記念証をいただきました

撮り鉄界隈では超メジャーな絶景撮影ポイントである

土佐新荘駅~安和駅間に架かるコンクリートアーチ橋

第二領地橋梁を渡る夜明けのものがたりを主体に

中土佐町のカツオ・日高村のトマト

須崎市鍋焼きラーメンがデザインされ

日付スタンプには

鉄道員制帽を被った龍馬さんの似顔絵

コーヒーのカップカバーと

デザートが置かれていたコースターで

ちょっと遊んでみました笑

トマトのハウス栽培が盛んな日高村を通過中

国道沿いの飲食店が一丸となって

日高村オムライス街道として

特産のトマトを加工したケチャップを使った

オムライスを提供する取り組みが有名です

日高村中心部の日下(くさか)駅での
歓迎おもてなしにやってくる
オムライスの着ぐるみほか歓迎隊
(2022年1月乗車時)

開花の抄

食事デザートでモチーフにされた

仁淀川を渡ると伊野駅

とさでん交通路面電車の西端部でもあり

終点の高知駅が近付いていることを窺わせます

車内前面展望モニター越しに

伊野駅では下り窪川行きの普通列車(1000形)

待ち合わせのため少々停車しますが

ドアは開きません

ダイヤ改正以前は開いていて

降りて記念撮影が可能でした)

伊野駅にて
下り窪川行き普通列車
モニター越しに

次の旭駅では

高知駅を15時49分に発車した

一日一本のみの希少な宿毛(すくも)行き

特急あしずり7号2000系2両と行き違い

往路に窪川まで乗った編成とは違っていました

ちなみに向こうも停車駅になっているので

スピードが出ていなくて撮り易かったです

旭駅にてモニター越しに特急あしずり7号2000系

この間車内ではアテンダントさんが

乗車御礼のご挨拶がてら

さくらの抄2024の記念ポストカードを

乗客に配りに回ってきました

JR四国社内の担当管轄部署が

“ものがたり列車推進室”の傘下であり

さらに同じ土讃線

徳島・香川方の千年ものがたり

アテンダント業務を

兼務することがある関係からか

デザインはリンクされています

通常の記念乗車証とともに

(比較参考)昨年度の四国まんなか千年ものがたり
さくら紀行の記念カード

進行方向右側遠くに高知城

そしてほどなく前方に

大きなアーチ屋根が見えてくると

終点高知駅16時07分の到着です

今春改正より到着ホームが

以前の4番ホームから

特急南風号への乗換えが楽々スムーズな

2番ホームに変わっていました

そして3番ホームに目をやると

そこには16時15分発

土佐山田行き1000形と

土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線直通

奈半利行き9640形の併結編成

奈半利行きの車両は阪神タイガースラッピングでした

到着後も油断できません笑

 

1番ホームの

16時13分発岡山行き特急南風22号は

2700系3両編成

多客期の日曜日のいい時間帯のせいでも

あるんでしょうが

自由席削減のあおりを受けて

3号車デッキに立ち客があふれています

いろいろ事情あってのことでしょうけど

これはホント如何なものかと

たちまちではまもなくやってくるGWの心配とか

ほかお盆とか年末年始の最繁忙期は

大変なカオス状態になる予感しかありません

(まぁ何らかの救済措置はあるでしょうが)

 

このあとは高知で一泊するので

タイガースラッピングの発車を見送って改札を出ます

タイガースラッピング 発車!

今宵の宿は駅近のJRホテルクレメントイン高知

2020年11月の開業以来高知での定宿にしています

夜明けのものがたり車内より
JRクレメントイン高知

今回はお見事!トレインビュー側の部屋でした

(非常階段傍の通路一番奥だったけど苦笑)

荷物を降ろしてちょっと休憩してから

夕飯の買出しのため駅前のスーパーまで外出

 

買ったものは

四国の右端側でさえなかなか見掛けない

解凍ものではない生のカツオたたき

店で食べるのよりずっと手ごろな価格で楽しめます

あと四万十鶏むね肉の唐揚とか

にぎり寿司盛り合わせに

ホテル客室階のエレベーターホールに

電子レンジがあることを確認していた上での

レンチンタイプの具だくさん豚汁(←撮り忘れ汗)

デザート用に高知産のカットイチゴと

高知の地場柑橘土佐文旦のシャーベットアイス

高知県ローカル牛乳メーカー

ひまわり乳業のコーヒー牛乳

(ホントは名物の乳酸菌飲料リープルを

所望だったんですが

残念ながら小さな飲み切りタイプのは

売り切れていたのです泣

そのリープルとは↓

リープル|ひまわり乳業株式会社 | 牛乳を飲んで健康な毎日

口直し用の炭酸水などペットボトル入り飲料

そして翌朝用のスムージードリンクとヨーグルト

これで〆て2300円ほど

外食だと同じ値段でもここまでの内容は

食べられんでしょう(ドヤ顔?笑)

 

食後、自宅に送られてきた今回の旅のきっぷ類に

同封されていたアンケート

(そう、1000円の利用券が当たったアレです)

に記入して

撮った画像の整理などを済ませてシャワーを浴び

さっぱりしたところで就寝です

おやすみなさいZzz...

 

続きは次回へ

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*1:水質が日本一になるなど、“日本最後の清流”と称される四万十川よりも良好で、透明度の高さから近年では「仁淀ブルー」と称され、全国メディアでも取り上げられるほど人気が高まっている一級河川