四国の右下へGo!Go!Go! その4(了)

fumimaron707.hatenablog.com

 

海の駅東洋町から高知東部交通の路線バスに

1時間ほど揺られてやってきたのは

四国東南端、室戸岬のある室戸市

時刻はお昼時間近の11時ということで

名物のお昼ごはんを食べに行きます

さて室戸の名物といえば何を思い浮かべるでしょうか?

高知といったらカツオでしょ?

*1にもなってるクジラ?

そりゃまぁカツオもクジラも食べられますけど

今回はキンメダイです

実はここ室戸沖は西日本一の漁獲量を誇る漁場になっているんです

このキンメダイを使った丼

室戸キンメ丼が当地の名物ソウルフードとして

市を上げて売り込まれていて

市内の各飲食店で提供されています

その中でバス停からのアクセスが良好で

テレビ番組のロケで有名芸能人が多数訪れている

一番有名なお店料亭 花月に向かいます

室戸バス停からGoogleMapのルート検索では

近くの信号交差点経由の遠回りルートが出てきますが

反対側バス停とのほぼ中間点あたりに

ルート検索には引っ掛からない

人や二輪車しか通れない狭い裏路地ルートがあって

そこでショートカットできます

室戸営業所行/室戸世界ジオパークセンター行停留所側から裏路地への進路
甲浦・海の駅東洋町/安芸・奈半利駅からの来訪時はこちらからになる

甲浦行・安芸営業所行停留所側からの裏路地への進路
室戸営業所/室戸岬から来訪する場合はこちらからになる

裏路地に入り突き当りを左折

 

すぐ右前方に津波避難タワーが見えてくるのでその角を右折

そのまましばらくまっすぐ進むと

左前方に“釜めし 初音”が見えてくるので

その角を左折、この通りの先左側に店舗があります

バス停からは5分掛かるか掛からないか程度です

 

 

ここは1Fが厨房、2Fが客席になっていて

古い建物なので昔ながらの急階段を上がることになります

手摺は付いていますが正直バリアフリーには程遠いです

休日ともなれば予約受付不可・行列覚悟の超有名店なので

念のため事前に電話で予約を入れていましたが

いざ入店してみると先客は若い男女カップル1組のみ

筆者の入店後じきに若い4人組の女子会グループが

そして食後に退店するタイミングで

ご年配の女性グループがやってきたくらいです

やはりオフシーズンの平日ですね

 

実はここに来るのは2度目なんですが

初回来店時は一番人気のキンメ丼を敢えてスルーし

むろと廃校水族館とのコラボ企画で提供されていた

期間限定の“サバすき”定食を食べていたので

この店でキンメ丼を食べるのは今回が初めてです

(他店では食べているのでキンメ丼自体は2度目)

(参考)かつて期間限定で提供されていた“サバすき”定食

で、注文したのはオールキンメ丼

その名のとおりキンメダイづくしです

前回サバすき来訪時には裏メニューとの記載がありましたが

今はレギュラーメニューになっているようです

各店舗共通の“室戸キンメ丼”は

キンメの照焼にキンメほか季節の地魚の刺身がのっている

というもので

あとは各店舗独自にアレンジされたものが提供され

ここ花月では刺身も全部キンメ仕様のメニューが用意されています

 

さて、注文から15分ほどでテーブルに到着

ではいただきます♪

刺身も照焼もこんなに分厚い!

白身の淡白な魚なので

そんなにガツンと来るものではありませんが

食べ応えは十分です

あら汁も上品な味わいです

ポットに入っているのはキンメのだし汁

〆は鯛だし茶漬けにて完食です*2

ごちそうさまでした、満足納得です♪

残っただし汁も全部美味しく飲み干す

来た道をバス停に戻り12時05分の甲浦行きに乗車します

往路の車両とは違いますが日野ポンチョなのは同じです

余談ですがここ高知東部交通では何年か前から

バスロケーションシステムが導入されており

どこ行きのバスが今どこを走行しているかが

マップ上に車両番号付で表示され

一目で確認できるようになっていてなかなか便利ですよ

 

今度は海岸線を北上し海の駅東洋町まで戻ります

復路は終始完全貸切になることはありませんでした

過疎末端路線区間とはいえども

それなりには需要があることが窺えます

定刻12時59分に着いたおかげで

予定より一本早い13時04分の018便

阿波海南文化村行阿波海南駅停留所まで

赤い3号車阿佐海岸維新933で移動です

甲浦モードインターチェンジにて後方ショット
疾走感(宍喰→海部間の直線絶景区間

海部駅

名物 町内(まちうち)トンネル
北側からのショット
阿波海南駅停留所

ちなみに今回まったく見かけていない

青い1号車未来への波乗り931ですが

昨年秋に大きな修理が必要な故障があり

その後部品到着の遅れから

修理が長引くことになってしまいました

さらに追い討ちをかけるように

他の2台の車両でも検査入庫や小さなトラブルが重なり

そのせいで一時は火曜水曜ダイヤでの

減便運行を強いられたこともありました

繁忙期の年末年始は予備車両のない状態で

緑の932赤い933だけで通常フル運行させ

乗り切りました

2周年記念のヘッドマーク付の勇姿見たかったなぁ・・・

 

さて帰りは素直に?JR牟岐線で北上して

この旅は終了になります

13時38分

折り返し14時08分発徳島行となる

1200形気動車1247がやってきました

発車準備が整えられたところで乗り込み座席に荷物を下します

まだ時間があるのでの発車・モードチェンジなどの見物を

13時58分発道の駅宍喰温泉行119便


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そして車内に戻りおやつタイム

昼食が普段より早くてそろそろ小腹が空いてきたので

朝、海の駅東洋町で買ったぼうしパンをいただきます

帽子の耳に当る部分はカステラ生地

本体はあんこなどの中身が入っていない丸い形状のパン

なんとも素朴な味わいです

唐突ですがここで一句

「ぼうしパン 耳だけ食べたら ただのパン」

失礼しました・・・

 

往路の高速バスからの乗り継ぎで

ヒヤヒヤした場面もありましたが

その後は順調に予定をクリアできました

今回も感謝、感謝です

 

最後に

この二日間の行程を通常運賃で乗ると

一体どのくらいになるのかを計算してみると・・・

 

阿南駅~海部高校前・阿波海南駅

阿南ー阿波海南JR運賃適用  1,240円×2

  (バスに現金乗車の場合は 1,400円)

阿波海南駅→道の駅宍喰温泉   700円

◎道の駅宍喰温泉→海の駅東洋町  200円

◎海の駅東洋町~室戸     1,460円×2

◎海の駅東洋町→阿波海南駅    700円

             合計7,000円

 

当フリーきっぷの価格は5,800円なので

この時点ですでに元は取れています

高知東部交通のバス区間がずいぶん運賃を稼いでくれるので

バスに乗れば手っ取り早く簡単に元は取れます

これが奈半利・安芸・高知方面まで抜けたり

徳島駅発着となるとさらにお得幅が広がります

初めてこのきっぷが登場した当時は

特急の自由席にも課金することなく乗れていて

現在よりも若干低価格だったので

どれだけお得なきっぷであるか

ということがお分かりいただけるかと思います

あと、狭いバスの車内で小銭等現金を準備して支払うのって

ちょっと煩わしいですよね、荷物が多かったりすると特に

そういう手間を回避できるのも

このきっぷのメリットの一つかと思います

ちなみに白装束の四国八十八箇所巡礼の

お遍路さんが使ってらっしゃるのを見掛けたこともありますよ

徳島県最後の札所、美波町日和佐の第二十三番薬王寺から

室戸岬にある高知県最初の札所

第二十四番最御崎寺(ほつみさきじ)まで

およそ80キロ弱離れているので*3

ワープ手段として利用されているのでしょう

 

有効期限がもう1日残っているので

さらにお得感を増幅させに出掛けてもよかったのですが

特にやり残したこともないのでこれにて終了です

実際翌日は打って変わって風吹き荒れる荒天だったので

出かける気も失せていましたし(笑)

 

ということで今回もお読みいただきありがとうございます

 

(了)

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*1:ペギー葉山さんの南国土佐を後にして

*2:だしをかける際は煮えると良くない刺身は食べきった上で照焼の方を残した方がいいと配膳時に店の人からおすすめの説明がありますが、そこはまぁお好みで

*3:札所間の距離では第三十七番と第三十八番間に次いで二番目に長い