四国の右下へGo!Go!Go! その1

新年のご挨拶からずいぶんと開いてしまいましたが

お待たせいたしました!

 

2024年一発目のおでかけは

四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ*1

“四国の右下”にあたる四国東南部へ向かいます

このフリーきっぷの販売箇所は

JR四国管内のみどりの窓口みどりの券売機プラス

ワープ各店舗、四国内の主要旅行代理店のほか

阿佐海岸鉄道 宍喰駅

土佐くろしお鉄道 のいち駅、安芸駅、

奈半利駅物産館「無花果

およびWebサイトの各箇所です

前日までの前売り制ではないので

当日急に思い立った場合でも購入出来ます

3日間有効で5,800円です

 

このフリーきっぷのフリー周遊区間及び

利用できる交通機関とその設備ですが

 

◎JR牟岐線徳島~阿波海南間及びJR土讃線後免~高知間

の快速を含む普通列車普通車自由席

※特急列車へは別途料金券

(自由席・普通車指定席・グリーン車指定席)

を購入することで乗車できます

 

阿佐海岸鉄道

阿波海南文化村~阿波海南駅

~甲浦~海の駅東洋町~道の駅宍喰温泉の自由席

※注意点1

乗車当日に空席がある場合に限られ

事前予約は出来ません

※注意点2

土・日・祝日運行の室戸便には乗れません

別途運賃が必要です

 

◎高知東部交通路線バスの

甲浦~室戸線(室戸岬へはジオパークセンターで安芸~室戸線へ乗換)

甲浦岸壁~海の駅東洋町~室戸世界ジオパークセンター

~室戸高校前~室戸営業所

(きっぷのマップ表示にはスペースの都合からか

山越え区間ジオパークセンター~室戸高校間の表示はありませんが

乗られます)

 

安芸~室戸線

室戸世界ジオパークセンター~室戸岬奈半利駅~安芸駅~安芸営業所

 

土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線

奈半利~後免間の快速を含む普通列車普通車自由席

 

になります

 

ではここから本題

(前置きが長くなりがちなのは当ブログのデフォルトです

ご容赦ください汗)

 

今回はJR牟岐線阿南駅から出発です

阿南市は世界で初めて青色LEDが開発された会社のある街ですが

本社屋は駅からずいぶん離れた長閑な郊外にあります

乗車するのは阿波海南行牟岐線普通列車

・・・ではなく

徳島バス高速バス室戸・生見・阿南大阪線

JRで買ったきっぷなのに何故バス?

しかも高速バスってどういうこと?

そのわけは当ブログの記念すべき最初の投稿記事にあります

fumimaron707.hatenablog.com

こういうわけで駅の発車標にはバスへの乗換案内

改札口に掲示されている時刻表にもバスの発車時刻が

合わせて記載されています

こんなのよそではなかなか見られませんよ(ドヤ顔w)

 

ちなみに下り便だと

徳島駅

11時00分発

12時00分発

14時30分発

19時00分発

のそれぞれ各停阿南行きのほか

19時33分発の特急むろと1号牟岐行きが

由岐駅日和佐駅・終点牟岐駅各駅で接続しています*2

 

阿南駅では改札を出て左に向かい*3

連絡通路を通って下に降りるとバス乗り場があります

高速バス乗り場のほかに

一般路線バスの乗り場もあるのでご利用の際はお間違いなきよう

バス乗り場側のエレベーターは土・日・祝日は利用不可なので
2F連絡通路を渡らず駅側のエレベーターを利用

バスへは予約無しの乗車が必須条件なので

当日空席がないと乗られないんですが

ちゃんと事前に空きを確認しておいたので無事に乗れました

というか年末年始やGW、お盆といった超繁忙期でもなければ

滅多なことでは乗れなくなるようなことはないと思われます

なんせ基本的には過疎路線区間ですので・・・

(喜んでいいのか良くないのか・・・

まぁだからこそこういうことをやって

集客性収益性を少しでも高めていくという意味合いがあるんですが)

 

さて

南海なんばを朝8時30分に出た12時08発の便が

ほんの数分の遅れでやってきました

(バスしかも長距離運行にしては優秀!)

それはなんと1台しか走っていない

阿佐海岸鉄道ラッピング車両!

新年一発目の旅で遭遇しかも乗車とあって

テンション爆上がりMaxですww

(乗ったら車体のラッピングは見えなくなるんですけどね苦笑)

2022年11月下旬にJRの車両とともに

当初1年間の予定でお目見えしたんですが

どうやら延長継続されたようです

 

乗降ドアが開いて

数人の降車客が降りてきたあと乗り込みです

運転手さんにきっぷを見せてどこまで乗るかを告げます*4

大阪発の下り便では徳島県内の停留所は降車扱いのみで

この後も予約客が乗車することはないので

そのまま適当に空いている席に座ればOKです

(反対に県内は乗車扱いのみの大阪行きの上り便ではおそらく

運転手さんから空いている座席を案内指定されるものと思われます)

 

今更ながらこの取り組みが始まって以降

バスで右下方面に向かうのは初めてなので

JRとは違った車窓がとても新鮮です

(マイカーでは何度も通ってきた道ですが

車高の高いバスからだと視点が上がって違って見えます)

 

途中並行する牟岐線の線路や駅を時折横目に見ながら

橘営業所、由岐、日和佐、牟岐、浅川の各停留所を経て

阿波海南駅に程近い海部高校前停留所*5で下車となります

途中の徳島バス橘営業所で運転手さんが断りを入れ

急遽バスの洗車が施されることになり

定刻の13時45分より10分ほど遅れてしまいました

徳島バス橘営業所
まさかの乗車中のバスの車中からの洗車見物体験をすることに
徳島バス橘営業所にて
阿波福井駅付近
由岐駅南側の踏切から由岐駅

R55号日和佐道路由岐インターに入った直後の絶景

たいていは牟岐線の列車側から見上げていたR55号日和佐道路高架上から
木岐駅を望む
まもなく日和佐停留所
日和佐停留所は
日和佐駅の構内線路をはさんだ国道側に併設されている
道の駅日和佐に設けられている
牟岐駅を横目に見てバスは駅と反対方向に曲がり
牟岐停留所へ
ここは宍喰甲浦方面へ向かう徳島バス南部牟岐営業所でもある

牟岐停留所を出たところ
正面に牟岐駅が見える
バスは一般路線も含め駅前には乗り入れないので
乗継の際は注意が必要
浅川停留所を過ぎると次は海部高校前停留所
道路脇に新たに設けられたDMVのPR看板が見えると
徳島県最南端の海陽町に入った証拠
海がこんなに近いんです

阿南駅から海部高校前停留所まで

時刻表上の所要時間は90分余りなので

JRの阿南~阿波海南間の80分弱よりちょっと掛かりますが

例えば徳島駅から単調に2時間あまり

阿波海南駅まで乗り通して退屈な思いをするより

乗り換えることでいい気分転換になり

急ぎでなければ十分アリだと思います

基本3列独立シート車*6なので相席にはならないし

さらに肘掛に収納されたミニテーブルやリクライニング、フットレスト装備

もちろん後部にはトイレがあるので安心

全席電源コンセントが付いている点もポイント高いです

JR牟岐線だと特急むろと号を含めてトイレはあれど*7

座席にコンセントなど付いてませんからね

弱点は定時性くらいでしょうか

揺れは高速バス仕様車両それなりですがさほど気になるものでもありません*8

鉄道と比べて車内空間は狭いですが座席数が絞られている分

シートピッチは窮屈なことはなく圧迫感はありません*9

 

この先甲浦までは

追加運賃を乗車時に現金精算することで乗り越すことができ

よりも早く到達しますが

せっかくのにも乗れるきっぷでもあるし

ちょうど接続がよかった(定刻到着だと13分の乗継時間)

こともあって鼻歌交じりにルンルン♪気分で

のんびり乗り換えるつもりでいたんですが

10分遅れのためにギリギリになって走らされました

バスを降りた直後の記録撮影なんて

やってる余裕などあるわけがありません

脳内で『クシコスポスト(邦題:クシコスの郵便馬車)』

が再生されていました笑

そして阿波海南駅停留所のりばに着かんとしたその瞬間に

乗車する便がやってくるという何ともスリル満点の切迫感

こんな忙しない乗り換えは勘弁して欲しいものです・・・

でも間に合ったので良しとします

これを逃すと次の便まで90分も待ちぼうけになるところでしたから

ちなみに現行ダイヤでは

後続の阿南駅13時03分発の便だと

定刻到着で1時間近く待たされるので

宍喰、甲浦へ急ぐならそのまま乗り越すほうが賢明かと思います

 

ということでここで一区切り

次回はに乗るところから

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*1:「55」の由来は沿線の国道55号線と思われる

*2:列車ダイヤの乱れや道路交通状況により乗り換えられない場合あり

*3:フリーきっぷではなく乗車区間がハッキリ定まっている普通乗車券や回数乗車券などでバスに乗り継ぐ場合は、改札口で乗り継ぐ旨を告げてきっぷを持ったまま出ます

*4:JRのきっぷを持たずに現金で乗車する場合はこの時点で降車地までの運賃を前払いし、降車時に渡す乗車券が発券されるようです

*5:阿波海南駅目の前ではないのでDMV等への乗り換え時間注意

*6:検査等入庫で4列シート車に変更される場合あり

*7:キハ40除く

*8:意見に個人差あり

*9:意見に個人差あり