観光列車で奈半利までの旅を楽しんだツアー団一行
ここは2023年度前期
NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で脚光を浴びた
シダ植物の研究のために訪れた地で
多種の天然のシダが共生しているという珍しさから
シダ群生地として国の天然記念物に指定されているそうです
配られた安全ヘルメットを被り2班に分かれて
ガイドさんに連れられて洞内探検がいよいよ始まります
洞窟はほんの40メートルほどの長さで中にコウモリが生息していて
天井部分の緑色になっているところはコウモリのフンだそうです
洞窟を抜けるとシダ群落でそこには神秘的な光景が広がっています
全部同じように見えますがそれぞれ違う種類だそうで
ガイドさんから観察ポイントなどの解説を交えながら
さらにゆっくり奥へと進んでいきます
貝の化石も見られます
姿は見えませんでしたが独特の鳴き声のこんなカエルも居ました
名前はすみません、忘れました(汗
地元ローカル紙に掲載された記事を元に
当地におけるドラマの撮影裏話なども聴かせてくれました
洞窟の入口から200メートルほどのところで折り返します
ここからさらに200メートルほど奥には滝があり
見物にも行けるそうですが足元が一段と悪くなり
まさにアドベンチャーな趣になってしまうため
安全上の都合で団体グループへの案内の時は
手前で引き返すようにしているとのことです
足元がよくない中での歩行とあって平坦路よりも足に力が入り
筆者にとっては日頃の運動不足により
手前でももう十分な感じでした
これからはもっとちゃんと運動を心がけよう・・・
そして探検開始から1時間ほどで駐車場に無事帰還
バスに乗り込みガイドさん達に見送られながら
16時過ぎに伊尾木洞をあとにします
予定を消化し終えて夕闇迫るなか
伊尾木洞からはおよそ1時間の道のりです
平日金曜日の夕刻のわりに大した渋滞にも引っ掛からず
予定通り17時過ぎに土佐山田駅に到着
一日お世話になった馴染みの添乗員さんに
お礼のご挨拶をして解散
筆者以外の参加者の皆さんや添乗員さんは
すぐあと20分後にやって来る
上下各便の特急南風号で帰られるようですが
四国の右側徳島方面には1本後の便が
阿波池田駅でスムーズに接続するので
駅目の前のカフェレストランで少し早い晩御飯にします
店の名はカフェダイニング マリソル
まだ早い時間と言うことで
店内には誰もお客さんは居ませんでした
この店のおすすめらしい
土佐あかうしと四万十ポークのハンバーグのセットと
ホットの柚子ドリンクを注文
ハンバーグのソースは
トマトソース・デミソース・黄金生姜の和風ソース
3種類の中から生姜和風ソースをチョイス
そう、実は高知って生姜の生産出荷量が日本有数なんですよ!
他にもミョウガやピーマン、茄子の産地でもあるんです
あと水産物だと高知東部では鰹よりもマグロが主流になってきます
実際、観光列車の折り返し奈半利発の便
「雄飛(ゆうひ)の抄」の事前予約制料理では
鰹ではなくマグロを使ったものが提供されています
鰹と龍馬さんだけじゃなく
ディープな魅力が溢れているんです!
で、晩御飯のハンバーグの話に戻すと
玉ねぎ刻んで挽肉を捏ねるところから始めていたのか?
というくらい注文から提供されるまで
だいぶ時間(30分近くだったか)が掛かりましたが
特に急いでいないというか
むしろその方が時間潰しには好都合だったし
美味しかったので良しとします
ただ、急いでいるときには
気を付けないといけないかもしれません
この名物ハンバーグは
地元高知県香美市のふるさと納税の返礼品という形にはなりますが
お取り寄せできるようです
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どうせ駅に早く戻っても
寒風吹きさらしの中で待つようになるので
暖かい店内で発車10分前ギリギリまで粘っていました
駅に戻り
隣の番線には各停阿波池田行きとなる1000形気動車がお休み中
ホームにはアンパンマンベンチ
計5駅に設置されていますが
各駅でアンパンマンの相方キャラクターがそれぞれ違っていて*1
やがて乗車する18時51分発
岡山行き最終1本前にあたる特急南風26号がやってきました
往路でも乗ってきたあかいアンパンマン編成です
先頭4号車の自由席車に乗り込み無事に席を確保
すでにどっぷり暮れたので車窓など関係なく
暖かい車内でうつらうつらしながら小一時間揺られ
途中の大杉駅できいろいアンパンマン編成と行き違い
19時45分定刻に阿波池田駅着
跨線橋を渡って乗ってきた南風26号を見送り
徳島行き最終特急となる
19時49分発剣山10号にそそくさと乗り換えます
編成はキハ185系剣山色と国鉄色復刻色の混成ペア
そして21時05分
定刻に徳島駅に無事に帰着しました
この後同じホームから発車する牟岐線の阿南以南最終便となる
21時23分発牟岐行きへの乗換でこの旅は終わりです
久々の遠方日帰りで疲れましたが
またいいお出かけになりました、感謝(ー人ー)
(了)
今回も長らくお読みいただきありがとうございます