しこく いろはにほへと

四国の魅力を公共交通機関ネタを通じて発信しています

JR四国観光列車『志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり』で行く高知東部ツアーの旅 その4(了)

fumimaron707.hatenablog.com

 

観光列車で奈半利までの旅を楽しんだツアー団一行

貸切バスに乗り換えて訪れたのは安芸市郊外の伊尾木洞です

ここは2023年度前期

NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で脚光を浴びた

高知県佐川町出身の植物学者野富太郎博士

シダ植物の研究のために訪れた地で

多種の天然のシダが共生しているという珍しさから

シダ群生地として国の天然記念物に指定されているそうです

 

配られた安全ヘルメットを被り2班に分かれて

ガイドさんに連れられて洞内探検がいよいよ始まります

洞窟はほんの40メートルほどの長さで中にコウモリが生息していて

天井部分の緑色になっているところはコウモリのフンだそうです

洞窟を抜けるとシダ群落でそこには神秘的な光景が広がっています

全部同じように見えますがそれぞれ違う種類だそうで

ガイドさんから観察ポイントなどの解説を交えながら

さらにゆっくり奥へと進んでいきます

貝の化石も見られます

姿は見えませんでしたが独特の鳴き声のこんなカエルも居ました

名前はすみません、忘れました(汗

地元ローカル紙に掲載された記事を元に

当地におけるドラマの撮影裏話なども聴かせてくれました

洞窟の入口から200メートルほどのところで折り返します

洞窟入口から200mの折り返し地点

ここからさらに200メートルほど奥には滝があり

見物にも行けるそうですが足元が一段と悪くなり

まさにアドベンチャーな趣になってしまうため

安全上の都合で団体グループへの案内の時は

手前で引き返すようにしているとのことです

足元がよくない中での歩行とあって平坦路よりも足に力が入り

筆者にとっては日頃の運動不足により

手前でももう十分な感じでした

これからはもっとちゃんと運動を心がけよう・・・

そして探検開始から1時間ほどで駐車場に無事帰還

バスに乗り込みガイドさん達に見送られながら

16時過ぎに伊尾木洞をあとにします

予定を消化し終えて夕闇迫るなか

バスは解散地であるJR土讃線土佐山田駅へ向かいます

伊尾木洞からはおよそ1時間の道のりです

平日金曜日の夕刻のわりに大した渋滞にも引っ掛からず

予定通り17時過ぎに土佐山田駅に到着

駅前はアンパンマン満載の土佐山田駅
アンパンマンミュージアムへ向かう
JR四国バスのアンパンマンバスも発着している

一日お世話になった馴染みの添乗員さんに

お礼のご挨拶をして解散

筆者以外の参加者の皆さんや添乗員さんは

すぐあと20分後にやって来る

上下各便の特急南風号で帰られるようですが

四国の右側徳島方面には1本後の便が

阿波池田駅でスムーズに接続するので

駅目の前のカフェレストランで少し早い晩御飯にします

店の名はカフェダイニング マリソル

まだ早い時間と言うことで

店内には誰もお客さんは居ませんでした

この店のおすすめらしい

土佐あかうしと四万十ポークのハンバーグのセットと

ホットの柚子ドリンクを注文

ハンバーグのソースは

トマトソース・デミソース・黄金生姜の和風ソース

3種類の中から生姜和風ソースをチョイス

そう、実は高知って生姜の生産出荷量が日本有数なんですよ!

他にもミョウガやピーマン、茄子の産地でもあるんです

あと水産物だと高知東部では鰹よりもマグロが主流になってきます

実際、観光列車の折り返し奈半利発の便

「雄飛(ゆうひ)の抄」の事前予約制料理では

鰹ではなくマグロを使ったものが提供されています

鰹と龍馬さんだけじゃなく

ディープな魅力が溢れているんです!

 

で、晩御飯のハンバーグの話に戻すと

玉ねぎ刻んで挽肉を捏ねるところから始めていたのか?

というくらい注文から提供されるまで

だいぶ時間(30分近くだったか)が掛かりましたが

特に急いでいないというか

むしろその方が時間潰しには好都合だったし

美味しかったので良しとします

ただ、急いでいるときには

気を付けないといけないかもしれません

ほっとゆず

 

この名物ハンバーグは

地元高知県香美市ふるさと納税の返礼品という形にはなりますが

お取り寄せできるようです

 

どうせ駅に早く戻っても

寒風吹きさらしの中で待つようになるので

暖かい店内で発車10分前ギリギリまで粘っていました

駅に戻り

アンパンマンキャラクター達に囲まれた跨線橋を渡って乗り場へ

隣の番線には各停阿波池田行きとなる1000形気動車がお休み中

ホームにはアンパンマンベンチ

ここ土佐山田のほか高松、松山、徳島、伊予西条

計5駅に設置されていますが

各駅でアンパンマンの相方キャラクターがそれぞれ違っていて*1

ここ土佐山田駅は生みの親のジャムおじさんが充てられています

やがて乗車する18時51分発

岡山行き最終1本前にあたる特急南風26号がやってきました

往路でも乗ってきたあかいアンパンマン編成です

先頭4号車の自由席車に乗り込み無事に席を確保

すでにどっぷり暮れたので車窓など関係なく

暖かい車内でうつらうつらしながら小一時間揺られ

途中の大杉駅できいろいアンパンマン編成と行き違い

19時45分定刻に阿波池田駅

跨線橋を渡って乗ってきた南風26号を見送り

徳島行き最終特急となる

19時49分発剣山10号にそそくさと乗り換えます

編成はキハ185系剣山色と国鉄色復刻色の混成ペア

そして21時05分

定刻に徳島駅に無事に帰着しました

この後同じホームから発車する牟岐線の阿南以南最終便となる

21時23分発牟岐行きへの乗換でこの旅は終わりです

久々の遠方日帰りで疲れましたが

またいいお出かけになりました、感謝(ー人ー)

 

(了)

 

今回も長らくお読みいただきありがとうございます

 

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