明けて3日目、天気は良好♪
朝食はJR宿泊プラン付属のバイキングです
観光客向けというよりは
ビジネスユース向けなホテルということもあってか
特に目立った郷土色はなく
だし巻き玉子にスクランブルエッグ
焼鮭にあらびきボイルウインナー
青菜のおひたしや蓮根きんぴらにサラダ各種
といった至ってド定番なラインアップです
しいて上げるなら味噌汁が甘いのが
愛媛流でしょうか
ド定番ながらもどれも手作り感に溢れていて
飽きのこない
家庭的でホッと安心できる内容と味でした
ほかにコーヒー、紅茶、ジュースなど
ちょっとしたドリンクバーもあります
食べ終わる間近に若い男子が入ってくるまでは
ずっと一人貸切状態でとても優雅にいただけましたよ
10時のチェックアウトぎりぎり近くまで
客室でゆっくりしてからJR松山駅へ
この日は1月下旬から6回にわたって催行された
伊豆急所属の観光列車ザ・ロイヤル・エクスプレス
四国 瀬戸内クルーズトレインの松山出発最終回
先月は到着のお出迎えでしたが
今回は発車のお見送りです
発車案内標には瀬戸大橋や四国の地図のドット画
駅係員さん頑張りました
10時17分 松山駅2番のりばに
桃太郎ことEF210電気機関車の
355号機に牽引されて入線してきます
この機関車、やけにピカピカだなぁ
と思っていたら
昨年度製造されたばかりの新型機だそうで
この車両系統で初めてLED前照灯が
採用されたらしいです
大迫淳英氏の松山での最後のバイオリン演奏を楽しみ
10時29分
下りの定期便普通電車が到着後ただちに
警笛を鳴らして今治に向けて出発です
もし次回も同じ時期に
同様のツアーが企画されるなら
その頃にはもうこの地平ホームではなく
高架ホームなんだよなぁと思うと
ちょっと感慨深くなってしまいました
最初で最後(になるであろう)の地平ホーム着発
その両方を見届けられたことは
とても貴重な体験です
この後11時23分発の高松行き
特急いしづち16号で帰路に就きますが
まだ時間があるので一旦改札を出て
キヨスクで列車内でいただく弁当を調達します
かつて改札内の一角で売られていた
松山駅の古くからの名物駅弁「醤油めし」です
素朴な味付の炊き込みご飯に錦糸玉子を敷きつめ
鶏肉や山菜、しいたけなどの具材が
のっかったものになります
地元の製造業者が撤退して以降は
岡山の三好野本店がレシピを引き継ぎ
高松駅の駅弁コーナーなどで販売されています
岡山で作られた松山駅名物駅弁を
岡山や高松に向かう列車内でいただくというのも
なんだか妙な気分ですが
細かいことは置いときましょう
美味しければいいんですよ笑
さてぼちぼち再入場してホームで待ちます
11時15分特急しおかぜ・いしづち3号が到着
お馴染みの8000系ですがそのいしづち側はなんと
昨年暮れにリニューアル第1陣としてデビューした
S4編成ではありませんか!?
心の中で「よっしゃー!!!」と叫んでしまいました笑
指定席取ってあるので
並んでいなくても確実に座れることをいいことに
発車準備の間 車外から撮りまくります笑
発車準備が整いいよいよ乗り込みます
8号車に設置されていた
飲料自販機は撤去されていました
自由席車のシートは
モケット地の張替えのみにとどまったらしいですが
指定席車のシートは
全席にコンセントを設置するにあたり全面的に新調
2700系に倣ったフォルムになっていました
テーブルについても
2700系のと同様の仕様という印象です
シートの頭部カバーは
2000系、185系などで運用の
特急列車普通車席でもお馴染みになってきた
洗濯要らずの不織布タイプで
作業の手間削減、経費削減の努力を垣間見ました
あと座り心地も2700系ぽいかなと
座面が以前よりもハードになって
無駄に沈み込みません
座席のモケット柄は隣り合わせ1ユニット色違いで
名産の柑橘がデザインされています*1
車内の遮光は
水平方向に開閉させる布カーテンから
8600系・2600系・2700系に倣って
上下自由固定式のロールカーテンに変更されています
このことで車窓がある程度楽しめるようになりました
けどまぁとにかく一番の大躍進は8000系車内で
電源コンセントが使えるようになったことです
肘掛のコネクタの向きは
他の新造特急車両と違って横方向でした
これを都合がいいかとかよくないかとか
感じるのは人それぞれでしょうね
USBの差込口が上を向けられるので
膝を干渉しにくく
筆者にとってはちょうどいいと思いました
・・・って撮りまくっていたら
あっという間に発車時刻になっていたようで
急に動き始めてよろけちゃいました苦笑
ではそろそろお弁当いただきましょうか♪
1時間前に先発していったロイヤルエクスプレスに
どこかで追い付くんですが
位置情報サイトによるとどうやら伊予西条駅の様子
今治駅で乗客を降ろした後に
伊予西条駅まで回送されたようです
伊予西条駅でも今期最後の勇姿を拝みに
見物客がちらほら訪れていて
中にはこっちのリニューアル8000に
カメラを向けている人も
当駅から再び松山運転所まで回送で引き返してもう一夜明かし
翌朝今治駅まで迎えに行ったらしいです
機回しと留置管理の都合とはいえ手間が掛かってますね
裏方さんたちのご苦労が窺えます
このあと列車は順調に東進し
宇多津駅で岡山行きのしおかぜ号と分かれ
定刻13時55分に終点高松駅7番ホームに到着
隣の6番ホームには
岡山行きの快速マリンライナーが発車を待っていますが
5000系の先頭車(岡山行きだと最後尾ですが)には
瀬戸大橋線利用3億人キャンペーンの
ヘッドマークが掲出されていました
確かちょうどこの当日の午前の便で
お披露目取り付けされたばかりだったかと思います
下記リリース参照
瀬戸大橋線ご利用3億人キャンペーン 第2弾 ヘッドマークお披露目式を実施します!.pdf
記念撮影をいそいそと済ませて
3番ホーム14時10分発
徳島行き特急うずしお17号に乗り換えます
2600系第1編成でした
2600系では座席に可動式の枕や
フットレストが付いていたりで
2700系よりも
ちょっぴりゴージャスな装備なのですが
その2651の
通常なら指定席固定の1番A席の枕が大変な状態に?!
何があった?“いちばんえぇ席”なのに・・・
まもなく終点徳島駅です
定刻15時16分 2番ホームに到着
今旅はこれにて終了です
今回もトラブルのない
思い出深いいい旅をありがとうございます
そしてお読みいただきありがとうございます
了
*1:自由席車のモケット柄は瀬戸の海をイメージしたブルー基調